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古いページはWARPへリンク

現在運用しているウェブサイトから、インターネット資料収集保存事業(WARP)のアーカイブページにリンクを張ることでアクセスを保証する方法を紹介します。

こんな時にWARPをアーカイブとして活用できます

ウェブサイトを管理する皆さんの中には、古くなったページの取り扱いに悩んでいるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。例えば

  • 公開した広報資料のバックナンバーを保存したい
  • 過去のウェブサイトでどのような情報発信をしていたか参照したい
その悩み、WARPを使って解決しませんか?WARPにリンクを張れば、消してしまった情報も見せ続けることができます。

リンクを張る方法は次の3つの手順からなります。ぜひWARPの活用をご検討下さい。



WARPをアーカイブとして利用する条件

  • 条件1 WARPにウェブサイトが保存されていること。
  • 条件2 保存されたウェブサイトがインターネット上に公開されていること。

WARPの利用(WARPへのリンク)に申請は不要です。

WARPによる収集と公開のしくみ

国の機関や自治体をはじめとする公的機関のウェブサイトは、国立国会図書館法に基づき、網羅的に収集しています。また、民間等のウェブサイトについては、発信者から個別に許諾を得て、収集しています。収集は原則として下表の頻度で行っています。

国立国会図書館では、収集したデータのうち、発信者から公開の許諾が得られたウェブサイトを、インターネットに公開しています。

対象機関 収集頻度
国の機関 毎月
自治体 四半期ごと
独立行政法人等 四半期ごと
大学 四半期ごと
民間 原則として年1回

WARPアーカイブページのリンク作業手順

既にWARPを活用されている埼玉県のウェブサイトを例にリンクの張り方などをご案内します。

手順1. WARPで目的のページを探す

まず、リンク先にしたいページがWARPで保存されているかを確認します。

例えば、埼玉県のサイト内にある化学物質対策専門委員会の開催結果のうち、平成19、20年度分について、WARPのデータを利用することとします。

埼玉県化学物質対策専門委員会01

リンク先にしたいページがWARPで保存されているかを確認します。平成20年度の同委員会の結果が掲載されていたページのURLは以下のとおりです。(2023年現在、このページは消失しています)

  • 検索対象ページのURL:http://www.pref.saitama.lg.jp/site/kagaku-senmoniinkai/h20nendo-kekka.html
WARP詳細検索画面

WARPの詳細検索で、ページURLの項目に対象のURLを入力し、検索します。

WARP検索結果画面

タイトル部分をクリックすると、保存されているページが開きます。WARPのアーカイブページには、画面上部に青色のバナーが表示されます。

埼玉県化学物質対策専門委員会WARP

※検索方法は一例です。ウェブサイトのタイトルや公開者から検索する方法もあります。詳しくはヘルプをご覧ください。

手順2. WARPの保存日とページ内容を確認する

WARPのバナー部分に、ページの保存日が記載されています。その日付のページをリンク先として問題ないかご確認ください。

 必要なコンテンツ(表示されたアーカイブページからリンクされているPDFファイル等)が適切に保存されているか、必ず確認してください。 表示されたページに不都合がある場合は、別の日に保存されたページも確認してみてください。バナー右にある「保存日」のプルダウンから別の日のアーカイブページに遷移することができます。

WARPバナー

保存日と、表示されたアーカイブページの内容を確認し、問題がなければ、このアーカイブページのURLを控えます。平成19年度分についても同じようにWARPのURLを確認します。

手順3. 自機関のウェブサイトに、WARPアーカイブページへのリンクを張る

手順2.で確認したアーカイブページのURLへのリンクを、現在運用しているウェブサイトに設けます。
アイコンや注意書きを添え、リンク先がWARPによるアーカイブページであることが利用者(ウェブサイト訪問者)に分かるようにすることをお勧めします。

バナー
埼玉県化学物質対策専門委員会02

上の画面の実際のページ
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0504/kagaku-sonota/senmoniinkai.html

これで作業は完了です!

WARPに目的のページが見つからない場合

WARPに目的のページが見つからない場合は、お問い合わせ宛にご相談ください。
なお技術的な制約により、ファイルを収集できなかったり、表示の際にレイアウトが崩れたりする場合があります。

ウェブサイト管理者から活用の声

埼玉県

本県では独自にアーカイブサーバーを有していますが、ストレージ容量等のシステム的な問題やウェブ利用者が最新情報と誤認してしまう表示の問題に苦慮しており、対応策を検討していました。
 国立国会図書館のインターネット資料収集保存事業(WARP)は、ウェブ管理者側の負担が少ない上、長期間大容量のアーカイブを保存することが可能です。さらに表示や検索等、ウェブ利用者への配慮も行き届いているので大変魅力的なサービスと感じています。

飯能市

 当市ではウェブサイトのコンテンツについて、記録情報資源の管理の観点から最適なアーカイブ手法・保存された記録情報を利用に供する手段を模索しておりました。
 国立国会図書館では国や自治体のウェブサイトを定期的に収集保存し、これらデジタルアーカイブを統合的に検索できる「インターネット資料収集保存事業(WARP)」が稼働されており、当市ではこの「WARP」を活用することで最良な形でコンテンツを保存・利用に供することができています。「WARP」は言うなればインターネット上のアーキビストのような役割を担っていただいており、コンテンツ制作者・閲覧者の両者にとって大変有用的なシステムであると感じています。

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こんな所にWARPへのリンク 2020年10月

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お問い合わせ

〒619-0287 京都府相楽郡精華町精華台8-1-3
国立国会図書館関西館電子図書館課
ネットワーク情報第一係
Email: warp[at]ndl.go.jp ([at]を@に置き換えてください。)

(最終更新日:2023/9)

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