4 食品産業の競争力の強化に向けた取組
(1)農商工連携の推進
(後掲 5-2(5)エ(ア)、(イ)(198頁)を参照のこと)
(2)食品の技術開発の推進
食品産業の国際競争力の強化のため、競争的研究資金を活用して技術開発を促進するとともに、異業種・異分野間を含めた産学官の連携形成等の取組を支援する。
(3)食品流通の構造改革の推進
ア 卸売市場の機能・連携強化等
安全で効率的な卸売市場システムを確立するため、品質管理の高度化、卸売市場の再編を推進する。
イ 食品小売業の活性化
コスト縮減のビジネスモデルの実証・普及、食品小売業者等が生産者団体等と連携して行う地域農水産物を活用したブランド化、オリジナル商品の開発等を支援する。
ウ 食品流通の効率化
食品流通における電子タグ等の新技術や通い容器の普及に向け、新技術を活用するビジネスモデルや地方における通い容器の推進体制の構築を支援する。また、食品流通における共同配送や受発注書類の統一化等を推進するうえでの問題点の調査・分析や解決方策の検討を支援する。
(4)東アジア食品産業活性化戦略の推進
東アジアとともに成長・発展するという視点に立ち、我が国食品産業の東アジア各国への投資を促進し、経営体質・国際競争力の強化を図るため、投資促進に必要な情報の収集・提供、現地での連絡協議会の開催、技術実証等を支援する。
(5)食品産業における環境負荷の低減及び資源の有効利用
ア 食品リサイクルを通じた循環型経済社会システムの構築
新たな食品リサイクルのビジネスモデルの提示、再生利用事業計画(食品リサイクルループ)の認定等により、食品リサイクルの取組の促進を実施する。
イ 容器包装リサイクル促進対策
容器包装リサイクル法に基づく義務履行の促進、講習会の開催、容器包装廃棄物の排出抑制のための取組の促進等を実施する。
ウ その他環境対策の総合的推進
食品産業におけるCO2排出削減の取組を推進するため、セミナーの開催、業種特性に応じた排出抑制手法の提示、優良事例の表彰、自主行動計画のフォローアップ等を実施する。また、割り箸をバイオマス資源として再利用するためのシステム構築に向けた実験を実施する。
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