国立国会図書館では、令和7(2025)年12月に「国立国会図書館インターネット資料収集保存事業(WARP)」のウェブサービスのリニューアルを予定しています。このページでは、リニューアル後のウェブサービスや主な変更点、リニューアルに伴うサービスへの影響についてお知らせします。
ウェブサイトを定期的に収集・保存してそのままの形で提供するというサービスの骨格は従来どおりです。収集対象の範囲や収集頻度に変更はありません。
画面デザインや機能等の変更について、画面ごとに、リニューアル後の特徴や新機能、現行から変更する機能をピックアップして紹介します。
現在はトップページでのキーワード検索のほかに、項目を指定した検索ができる詳細検索画面を用意していますが、リニューアル後は詳細検索画面をトップページに統合し、検索時に絞り込み条件を設定できるようになります。
検索の初期設定では直近5年に保存したウェブサイトが検索対象になります。
現在は検索結果の「メタデータの検索結果」と「全文の検索結果」の表示をタブで切り替えるようになっていますが、リニューアル後は保存したウェブサイトの本文検索結果を主体とした検索結果画面に統一します。
URLやウェブサイトの公開者の単位で、検索結果をまとめることができるようになります。
保存したサイトであることを示すバナー(画面上部に表示される帯)を、紫色を基調としたデザインに変更します。また、PDFファイルにもバナーが表示されるようになります。
バナーに「リンク元へ移動」するボタンを追加します。このボタンにより、表示しているページにリンクしているリンク元ページを表示することができます。
例えば、イベントのちらし(PDFファイル)を閲覧中に、そのPDFファイルへのリンクが掲載されているページに遷移できます。
バナーに国立国会図書館内での印刷可否を表示します。現在は館内での印刷可否は画面からは分かりませんが、リニューアル後はバナーに印刷可否を表示します。
収集したウェブサイトの概観を一目で確認できるよう、トップページのサムネイルを表示します。また、保存日が最新・1年前・3年前・最古のウェブサイトにすぐに遷移できるボタンを設けます。
ウェブサイトに含まれる電子雑誌・電子書籍やイベントページにメタデータを付与し、詳細画面を追加します。なお、ウェブサイトに含まれる電子雑誌・電子書籍等のメタデータはリニューアル後に順次追加します。登録されたメタデータは、国立国会図書館サーチの検索対象になります。
収集したサイトにアクセスする際のURLが次のように変更になります。 なお、「新URLへの自動転送(リダイレクト)」の通り、 リンクに現行のアドレスをお使いの場合、新URLに変更いただく必要はありません。
これまでhttps://warp.da.ndl.go.jp/ とhttps://warp.ndl.go.jp/のいずれにもアクセスできるようにしておりましたが、リニューアル後はhttps://warp.ndl.go.jp/に統一します。
これまで保存日ごとに割り当てている固有の番号を指定する必要がありましたが、リニューアル後は固有の番号をやめ、保存した日時を含むURLに変更します。
リニューアル後のURL中の「20230704180734」は2023年7月4日18時7分34秒に保存したことを示しています。
リニューアル後、現行のアドレスは新しいアドレスに永続的に自動転送(リダイレクト)するよう設定しますので、WARPで保存されたページやファイルへのリンクを新しいアドレスに変更いただく必要はありません。
次の例のように、保存日時の部分を「latest」としたURLでリンクいただくと、その時点でWARPに保存された最新のページに移動することができるようになります。
https://warp.ndl.go.jp/web/latest/https://www.kodomo.go.jp/
2025年9月以降に収集したウェブサイトの公開時期を延期いたします。
通常、収集したウェブサイトは収集翌月下旬に公開しておりますが、リニューアル作業の関係上、 9月以降に収集したウェブサイトは2026年1月以降の公開を予定しています。
2025年10月以降、収集用回線の変更に伴い、収集元IPアドレスが変更になります。
一部の収集対象機関では、国立国会図書館の収集用クローラからのアクセスを許可いただいていますが、 許可設定いただくIPアドレスが変更になります。
変更後のIPアドレスについてはお問い合わせください。