2019年4月12日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー

 福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。

下線部が新規事項)

【継続実施中の主な作業】
<1~3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し>
・2017年1月17日、3号機の燃料取り出し用カバー等の設置作業を開始し、8組からなるドーム屋根の吊り上げ作業を7月31日から2018年2月21日にかけて実施。その後、燃料取り出しへ向けた準備を進める中で、燃料取扱設備において複数の不具合が発生していることから、安全点検を実施し、2019年2月14日から、操作訓練を実施中。
・2号機の燃料取り出しに向け、2019年4月8日から原子炉建屋オペレーティングフロア内の2回目となる残置物の片付作業を実施中。

【地下水バイパスの状況】
地下水バイパスの状況

【構内および海洋のサンプリング調査の状況】
・海水(港湾内、港湾外近傍、1~4号機取水口内)、地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路等の水質調査を実施した結果、至近の分析値と比較して有意な変動はなし。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
http://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/index-j.html
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
http://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/index-j.html

【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
・2号機燃料デブリの冷却状況を確認するため、原子炉注水量の低減操作を実施。
  4月2日午前10時51分
   2号機 炉心スプレイ系原子炉注水量:3.1m3/h→1.5m3/h
 約7日間状況を確認。
 その後、原子炉注水量を以下のとおり変更(流量の戻し操作)。
  4月9日午前10時43分
   2号機 炉心スプレイ系原子炉注水量:1.4m3/h→3.0m3/h
  4月12日午後0時18分
   1号機 炉心スプレイ系原子炉注水量:1.7m3/h→1.5m3/h
   3号機 給水系原子炉注水量:2.0m3/h→1.5m3/h
<使用済燃料プール>
・1,2,3,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(4号機は燃料取り出し済み)。
5号機使用済燃料プール(以下、「SFP」という。)については、使用済燃料プール冷却浄化系(以下、「FPC系」という。)にて冷却しているが、FPC系を冷却している原子炉建屋補機冷却系の弁点検を行うため、SFP冷却をFPC系から残留熱除去系(以下「RHR系」という。)による冷却へ切り替えを行い、点検後は、SFP冷却をRHR系からFPC系による冷却に戻す。
 SFP冷却切り替え予定は以下のとおり。
  4月15日午前9時から午後4時(約7時間停止)
  ・FPC系からRHR系非常時熱負荷モードに切り替え
  ・冷却停止中のSFP水温度上昇は約1.4℃と評価(温度上昇率:約0.190℃/h)
  4月26日午前9時から午後4時(約7時間停止)
  ・RHR系非常時熱負荷モードからFPC系に切り替え
  ・冷却停止中のSFP水温度上昇は約1.4℃と評価(温度上昇率:約0.190℃/h)
  4月12日午後1時現在のSFP水温度は、17.3℃。

【1~6号機の状況】
 ※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
http://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/index-j.html

以 上

添付資料

参考資料(最終更新日時:2018年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)

参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)

※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。

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