国立国会図書館インターネット資料収集保存事業 (WARP)

国立国会図書館インターネット資料収集保存事業(WARP)でのクッキーの使用

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ウェブサイトの正常な動作に「必要最小限」のクッキー(常に有効)

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「全て同意」を選択した場合に設定されるクッキー(利用パターン解析)

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クッキーとは、利用者がウェブサイトにアクセスしたときに、ご利用の端末(スマートフォンやタブレット、PC等)に保存される小さなテキストファイルです。より詳しく知りたい方は、 プライバシーポリシー をご確認ください。

クッキーの使用について:

1. ウェブアーカイブとは

皆さんは、ウェブサイトの情報が昨日までとは違う内容になっていたり突然無くなったりして、探している情報が見つからないという経験をしたことはないでしょうか?ウェブサイトに掲載されている情報は更新や削除が頻繁に行われるため、そのようなことが度々起こります。

例えば、首相官邸のウェブサイト(http://www.kantei.go.jp/)は、内閣総理大臣が交代すると内容が大きく更新されます。過去に掲載されていた情報も残されていますが、公開当時そのままの形では残っていません。また、2002年に日本と韓国で行われたFIFAワールドカップの日本組織委員会ウェブサイトは、大会が終了した後にインターネット上から消えてしまいました。

それでは、このように消えて行くウェブサイトの情報に再びアクセスするためには、どうすればよいでしょうか?その解決法の一つが、ウェブサイトの情報が消えて無くなる前にそれらを集めて保存しておくことです。このようにウェブサイトを収集して保存することをウェブアーカイブ(Web Archive)と言います。

ウェブアーカイブは、世界各国の国立図書館や公的機関が中心となって行っており(世界のウェブアーカイブ)、日本では国立国会図書館が2002年よりインターネット資料収集保存事業(WARP)を実施しています。上で紹介した首相官邸や2002年FIFAワールドカップ日本組織委員会のウェブサイトもWARPで保存していますので、インターネット上から消えてしまった情報も見ることができます。

私たちは書籍や文書などに残された情報から過去の出来事を知ることができます。ところが、インターネットとデジタル技術の発展に伴い、これまでは紙に残されてきた情報が大量かつ急速にウェブサイトなどの電子情報に置き換わっています。後の世代の人々が過去を振り返ろうとした時、ウェブサイトの情報が残されていなければ、歴史の一部が大きく欠けることになるでしょう。そのようなことが無いよう、ウェブサイトにある情報をしっかりと保存して後の世代に伝えて行く必要があります。

ウェブアーカイブは短中期的にウェブ情報へのアクセスを保障するだけではなく、歴史資料を未来に残していくという長期的な意義を持った事業でもあるのです。

ウェブアーカイブを行うためには専門的な知識や技術が必要となります。このコーナーでは、皆さんにウェブアーカイブについての理解を深めていただくために、ウェブアーカイブのしくみや、ウェブアーカイブをささえる技術などに焦点をあてて、わかりやすく解説します。

(最終更新日:2014/10/1)